スキマスイッチはKing of 二人組といっていい、本当のミュージックアーティストです。その幅広い音楽性は多くの世代から支持を受けています。二人で作った作品は届けられる音すべてに様々な配慮とアイディアが詰め込まれていて、聴く人を魅了し続けています。音に非常にセンシティブなお二人に、音にこだわるゼンハイザーのイヤホンはどのように感じられたのだろうか?お話頂いた。

ゼンハイザーというブランドをどこで知りましたか?

大橋
僕は一番最初はレコーディングの現場ですかね。レコーディングの現場で、ヘッドホンだったりとか、マイクだったりとか、そういうもので知りましたね。

常田
アマチュアの時雑誌で、プロが使うっていうイメージで、広告見たりとかレビュー読んだりとかで、とても手が届かないような値段でいつか使いたいなっていう気持ちはありました。18、19歳かな。

ゼンハイザーはどんなブランドイメージでしたか?

大橋
やっぱり、音、高音質。ゼンハイザーっていう名前、ブランド力みたいなものは、僕ももちろん聞いていたので、、、本格志向っていう感じですよね。そういう印象がありましたね。

常田
そういう意味では、最初は、『雑誌に載っている』、いつか使いたい高嶺の花的なイメージでした。後々に印象が変わってくるんですけど…当時はアマチュアも使えるような色んなラインナップが出ているのを知らなかったので。高音質ですごくいいものっていうんですかね、そういうイメージが最初からありましたね。

曲はどのようなものからインスピレーションを得てお作りになりますか?

大橋
僕はですね、よくアウトプット、何か物を作りだすためにインプット作業で旅行に行ったりとか、きれいな景色を見たりとかよく聞くんですけど、僕の場合はもっと具体的に、他のアーティストでもそうですけど、なんかどっかから流れてきた音楽だったりとか、それから映画もそうですね。芸術作品からインスパイアを受けて自分もそれを「オー素晴らしい作品だな」と思って、僕もなんか、僕だったらこういう風に作りたいなとか、芸術作品を見ることに、あと聴いたりすることで自分も創作意欲が沸いて、そこからちょっと作ろうかなってなることが多いですね。

常田
詞と曲と編曲でそれぞれインプットもアウトプットもちょっと違ってくるんですけど。言葉に関して、詞に関しては、いつも人の会話だったり、もちろんテレビ、ラジオ、自分で見る動画、漫画だったり、全てにこうなんとなくアンテナを張っているようなイメージがあるんで、何か誰かが言った言葉を自分なりに僕だったらこう表現するなっていうのをメモったり書き留めたりして、言葉を貯めてますけど。それ以外の作曲だったり編曲に関してはその時。制作は基本的にDTM、PCに向かってやるんですけど、向かっているときにリアルタイムで浮かんでくるものを入れて行くことが多いですね。あまりそこは貯めこまないようにしています。

逆に変わっていない部分はどこなのでしょうか?

大橋
等身大っていうテーマはずっと変わらないですね。今この年になったらこの年になったなりの等身大っていうものを、追及していきたいっていう気持ちはありますし。あとは、根本的な「音楽が好きだ」って気持ちはずっと変わらないですね。新しいそれこそ僕らもキャリアを重ねてきて昔は全然いなかった後輩みたいなのがいっぱい出てきて、今若い子達の音楽っていうのも聴いてみるとすごく発見もありますし、そういう意味ではいつもワクワクしながら新しい音楽に触れているっていうのは昔と変わらないかなと思いますけどね。

常田
そうですね、やっぱり2人ありきというのがスキマスイッチ、アマチュアの時からずっと同じかなって思っていますし。デビューして2~3年くらいの時は毎日が目まぐるしくて、通信というかメールでやりとりをしていたところもあったんですけど、それを経てやっぱり顔付き合わせてやったほうが、温度感みたいなものが曲に入るよねってなったんで、それからはずっとまず2人が顔付き合わせて作業するっていうのが、今でも結局アマチュアの時と変わらないことになってますね。

曲作り、演奏でのこだわりを教えてください。

大橋
そうですね同じく等身大っていうのが一つありますけども、それとなるべく最近だと綺麗にまとめないようにしようみたいなことは、昔より、より強くなってきているかな?要はその、昔なんかはけっこう音をバーッと詰め込んで、1枚の壁みたいにすることで安心感を得ていたところもあったと思うんですけど、今それはどんどん引き算になってきている気もしますし。僕歌もそうですけど、昔は例えば音程がすごく気になってたのが、音程よりも歌の表情であったりとか、そこに乗っかっている感情とかそういうものの方を重視するようになってきているところもあるので、昔とは考え方が変わってきているのかもしれないですけど、今はやっぱりそういうその時の自分から出るなんというか、表現とか表情みたいなものをすごくこだわって作っているところはありますね。

常田
やっぱりスキマスイッチっていうのは2人組なので、2人で納得して『いいね』というものをしか世に出したくないっていう気持ちはたぶんずっとあると思いますし、、これはちょっとダメだろうなって思いながら何かを作り続けていくことは避けて、思ったことを何でも言い合いますね。そこでのディスカッションを経て、もうA案だB案だってぶつかっているんだったら、新しいアイディアとしてC案でも出してみようっていうのもあると思いますし、、何かしらにおいて2人が納得するものを出していこうというこだわりをもってやってきました。

MOMENTUM True Wireless 3

MOMENTUM True Wireless 3についてですが、音質はいかがだったでしょうか?

大橋
いや、僕は非常に良くてびっくりしましたね。自分で持っているものともいろいろ比べてみたんですけども、明らかに音質が違うのと、高音質だというのと、僕はクリアさにちょっと驚きましたね。もう少しワイヤレスって音が曇っちゃうような印象があったんですけど、それがすごくシャキッとクリアに聴こえてる、そこが非常に僕は気に入りましたね。

常田
ブランドイメージからして音質がいいというイメージを持っていながら聴いてみたんですけど、そこもさることながら一番びっくりしたのは音の距離感で、どうしてもイヤホンていうのは、特に耳の奥まで入れるカナル型は、音が近いものがほとんどなんですけど、距離感がびっくりするくらいすごく臨場感があり、音が捕まえやすく耳元で鳴っていない感覚があったので、びっくりしましたね。耳が疲れないので、リスニングにも使えますし、リファレンスにもしっかり使えるなと思いましたね。

こだわりを持って制作されている音がMOMENTUM True Wireless 3で再現されますか?

大橋
それはあると思いますね。僕らが作って届けたい音、それはやっぱりリスナーの皆さんが聴く環境によってどこまで僕らが作ったそのままのものをどこまで再現率高く届けられるかっていうのが、非常に僕らももどかしさだったりあるんですけども、このイヤホンはかなりそういう意味では、僕らの楽曲も再現率は高いと思いますね。僕も自分の曲をいろいろ聴いてみたんですけど、他のワイヤレスイヤホンでは聴こえなかった音だったりとか、そういう細かい解像度が高いなっていう風には感じましたね。

常田
よく言う「原音忠実再生」って言葉がよくあると思うんですけど、こういうアウトプットの話では。その原音っていうのが、「鳴っている時」の原音なのか、「作った時」の原音なのかでだいぶ意味が変わってくると思うんですけど、このワイヤレスに関しては「作った時の音」をなるべく一生懸命捕まえて出そうっていう感じの音なんだろうなってすごく感じましたね。上から下までなるべく噓をつかずに出そうっていう感じが出てたんで、そういう意味でもリファレンスに使えるっていうのはそういう所で、非常に素直に思った通りのものを出してくれているという印象があります。

スキマスイッチさんの曲でMOMENTUM True Wireless 3に合う曲を挙げるとすると?

大橋
いろんなタイプの楽曲がある中で、僕がこのワイヤレスでいろいろ聴いてすごくしっくりきたのは、一番新しいアルバム『Bitter Coffee』に入っている『G.A.M.E.』という楽曲は、僕たちなりにローだったりハイをシャキッとさせたいなって思って作った楽曲だったので、僕は自分の楽曲の中ではその曲はこのイヤホン合うなっていう風に感じましたね。『リチェルカ』っていう曲も、僕は聴いてて気持ちいいなと。あと、そうですね、バラードなんかも、歌の表情をイメージした通りにしっかり届けてくれるので、バラードの新しい作品で、(ちょっと宣伝みたいで嫌なんですけど(笑))、『いろは』っていう楽曲もボーカルの表情みたいなものをしっかり届けてくれるので、僕は合うと思いましたね。

常田
上から下までっていう意味でいうと、臨場感も含めた部分でいえば、音が多めな方がなんとなく合うんだろうって気がしているんですけど、、そういう意味では『OverDriver(アルバムHot Milkに収録)』は、疾走感もありながらストリングス、ダーン!みたいな、あと電子音も入ったりしますけども、そういう所もちゃんと聴こえてくれるんで、打ち込みの部分ですかね、そこの解像度の部分をしっかり余すことなく聴こえさせてくれるのかなと思います。
カラフルな音色っていうんですかね、『いろは』もそうですし、『アカツキの詩』とか『冬の口笛』とか、そういう弦も管も入ってアコギもエレキの音だったりと、人数感を捉えていただけるようなのが合うのかなと思います。

装着感、デザインについてはいかがしたか?

大橋
デザイン、めちゃめちゃいいですよね。シンプルですけどすごくスタイリッシュで、洗練された感じありますよね。高級感もあってすごくいいと思いますね。付け心地もかなりフィット感はあるんですけど、そのフィット感忘れるくらいすごく自然に付けられますし、ずっと付けていられるという感じで…非常に気に入りましたね。

常田
まずはこの充電ボックスでやられましたね。かわいくて。それこそパッと開けた時に隣に、近くにいる人が何それ?っていうくらいオシャレだっていうんですかね。ありますし。なにより耳の大きさそのままの大きさっていうんですかね、横に出たりとかしてないので、すごくそういう意味では煩わしくなかったんで、それはすごい僕の理想というか、ちょっと出てたりすると当たったりするので、それはかなり僕の中で好きなポイントでしたね。ぐっと入れて。そのまま、例えば取る時とかも出っ張ってないんでスッととれる。当たっちゃって落としちゃって…なことがあるんですけどそれも無かったんで、装着感も気持ちよかったです。

ノイズキャンセルはいかがしたか?

大橋
これ便利ですよね。ずっと付けてられるっていう意味ではボタン1つで、普通の生活音も聴こえるようになって、音楽に集中したいなとか一人の時間に浸りたいなっていう時は、またピッて押せば自分だけの空間になりますし...生活音もずっと付けてられるっていうのはそういう意味では一日中付けてても、ボタン一つで普通の生活とパーソナルな空間を作り出せるのでそれは非常に便利ですし、機能としてもすごくいい、なんていうんですかね、丁度いい具合のノイズキャンセルと外気入ってくる音のバランスだったなとは思いましたけどね。

常田
ノイズキャンセルが強くなると耳の中でつってなったりすることが結構あるんですけど、そうするとせっかくいい音で再生してても恐らくちょっと違う音になってしまうというか、加工されたものが出るのかなとは思っているんですけど。そのノイズキャンセルの具合が本当にいい塩梅なんで、そういう意味では耳に優しいというか。聴き続けられますし、、、外音取り込みが本当に便利ですね、ワンタッチですぐ取り込んで、またワンタッチで戻せるのは、、新幹線とか飛行機でしゃべりかかられたりするときに、いいなと思って。実際役に立ちました。

通話機能はいかがでしたでしょうか?

常田
最初、恐る恐る・・マイクが見えないんで、大体有線だとここにマイクがあったりするんですけど、、、
イヤホンをしたまま電話がかかってきまして、そのまましゃべれるのかなぁって思いながら通話を始めたらイヤホンで聴こえてくるんで...しゃべったら普通にしゃべれるんで、、しゃべった後何も特に言われないのでそのまま通話終了したので、不思議な気分でしたね。何もマイクがないままで相手の声と通信できる。他にいろいろと使い勝手がありそうな感じがしましたね。ゲームだとかそれをしながらかかってきたらそのままとか、いちいち付け替えがいらないので。非常に便利というか、嬉しい気分ですね。

接続性はいかがだったでしょうか?

大橋
接続性も僕は全然苦労せず、本当に、僕はあんまり機械得意じゃないんですけど、問題なくできましたね。僕みたいな機械があまり得意じゃない人も使いやすいんじゃないですかね、恐らく。

常田
本当に分かりやすいですし、スマホもアプリに関しても、すごい分かりやすいですし、、、通信して捕まえて、出てきてみたいな感じで。直感でできるので、それは良かったですね。

MOMENTUM True Wireless 3はどのような方にお薦めでしょうか?

大橋
そうですね、今イヤホンだったりそういうもので聴く、そういう環境増えてきたと思うので、それこそ、ずーっとイヤホンつけっぱなし、一日中付けていられるという意味では普通に生活する方にもお薦めできますし、あとはいろんな商品が出てくるので音のこだわりみたいなものも皆恐らくすごく高くなっていっていると思うんですよね。そういう人たちに向けてもかなり高音質で、透明度であったりとか解像度みたいなものも高いので、そういうオーディオ好きな方なんかは、やっぱり特にお薦めしたいなという気がしますね。

常田
鞄から出した時の格好良さもありますし、付けている時の格好良さもあるんで、”おっ、いいの持ってる”っていう…オーディオ好きな方もそうですけど、いいもの使っていたいなっていう方ですよね。言ってしまえば周りに自慢できる商品だと思うんで…”それを先に自分が使うぜ”って方がもしいらっしゃればすごくうってつけだと思う。音に関しては間違いないんで、それ以上のファッション性とかデザイン性だったりものすごく気に入っているので、そこの部分を重要視する方がいらっしゃれば、余計使い勝手もいいかなと思います。

IE 600

ゼンハイザー製品を使われた印象はいかがでしたか?

大橋
やっぱり思っていた通りの高音質で再現度が高いという感じですかね。忠実に音楽ちゃんと届けてくれるというような、そういう印象でしたね。

常田
一番最初出会ったときはエンジニアさんが、使っていてそれをリファレンスで確認するっていう、音質だったりとか。一番その時すごかったのが『パン』っていう音の定位が右か左かっていうのが、ものすごく細かく分かるっていう風にエンジニアが言って薦めてくれて、それはHD 650ですけど、そこですぐにネットで探して購入しました。解像度の素晴らしさはびっくりしましたね。

音楽に対しての姿勢でデビュー時から変わったことがあれば教えてください。

大橋
制作なんかでいうと、僕はうちの音楽2人で作る時によく出てくる、キーワードっていうか気をつけていることは等身大の音楽を作ろうっていう。あんまり背伸びした音楽を作っても、背伸びって聴く人もわかるだろうし、だから自分たちが作って発信した時にあまりこう自分たちのなんというか、例えば僕だったら歌ったときに口から出た言葉が、なんかこうスッと入るような等身大の物を作ろうって言ってきたんですけど、そういう意味ではデビュー当時、僕らは25歳でデビューしたんですけどそっから年を重ねるごとにやっぱり歌えるテーマも広くなってきましたし、使える言葉なんかも例えば25~6の時にこの言葉は大人びちゃって背伸びに聴こえるかなっていうものも、年齢が追い付いてきて使えるようになったりとか。そういうのはすごく感じますね。だから年を重ねるごとにこう少しテーマが広がっていっているような印象はありますね。昔デビュー当時っていうのは本当に日常の一コマを、今もそういうのも作りますけれど、一コマをプッと切り抜いたような楽曲だったり、自分たちのすごく身の回りにある事を歌っていた気がするんですけど、それがもう少し広く、世界平和とまでは行かないですけど、テーマが大きくなってきても年齢が追い付いてきたかなというような感覚はありますね。

常田
昔だと最初始めたころなんかでもそうでしたけど、予測があんまりつかなくて、良くも悪くも突っ込めるというか、やってみてわかることがたくさんあったんですけど、最近ってやっぱりどうしてもある程度予測がついてしまう分、ちよっとこうジレンマという意味では、もうちょっとこう逸脱したいなって思ってくることはありますね。昔だともっとグイグイ行けて、例えば音がぶつかったりとか、これとこれは違和感があるんじゃないか思うんだけど、取りあえず一回やってみようよっていうのがあったんですけど、そういうのを経てきているのか、これとこれだと多分こうなるよねやっぱりなったね、みたいな感じのは良くも悪くも出てきている部分かなとは思いますね。なので一つ一つの作業が早くはなっているんです、予測がつくんで。ただその分いろんなことに耳がいってしまっている時もあるのかなと思います。

曲づくりで大事にされていることは何でしょうか?

大橋
2人組って、もちろん僕らも制作、曲作ったりしていると、意見が割れることもありますし、ぶつかったりすることもあるんですよね。その時にもし3人だったら多数決取れますけど、2人なのでぶつかったらあとはもうどっちが正解っていうことじゃなくて、好みなんですよね。だから、なるべく相手の気持ちももちろん汲んだうえでスキマスイッチとしてこういうものを作っていきたいというのを正直にぶつけることで健康的にやっていけたらいいなと思ってますね。どっか2人の作品というのは大きなテーマとしてあるので…たとえば僕も個人的なことをあまり歌詞で、あまりにも個人的なことは書かないほうがいいのかなとか。なんですけど、2人の中心じゃなくてもいいので、ちゃんとスキマスイッチ印が付くような作品を作っていこうというのは、最近はすごくそれを考えてたぶん制作していると思いますね。
常田
もう同じですね。スキマスイッチ印がついているっていうのもありますし、制作過程はすごく大事にしたいですし、時間がないからパパってやろうねみたいな感じだけは避けて、、時間のない中でもなんとかスケジュールを空けてもらって、同じ場所で同じように意見を出し合ってっていうのは、作る上ではそこは大事にしたいなと思っています。そうすることによって2人の意見がしっかり入っていくというか、例えそれでどちらかの比重が多かったとしても、それに対して納得しているという意味では、2人の意見だと思うので、そういう風に2人の意見がちゃんと入るようにというのを、昔からもそうですけどより強くなってるかもしれないですね。

有線イヤホン IE 600の音質はいかがですか

大橋
非常に良かったですね。かなり高音質なのと、僕は透明度と解像度が抜群にいいなと思いましたね。音楽聴くときに透明度って非常に大事だなと思うんですけど、それが高かった。なので、音楽の空間に包まれるような感覚があって、それが僕は非常に気に入りましたね。

常田
あまりの衝撃に直ぐに伝えました、楽屋で、すごいよあれはという話をして。解像度もそうですし、やっぱり作ったものをそのまま伝えてもらいたいっていう気持ちを常に思っていますけど、本当に誇張なくいい音はいい音で。という感じがすごいしたので、アレンジや音質を考えながらレコーディングしているものを、「そうそう、こういう音」って、聴いていて嬉しくなりましたし、テンションが上がりますし、臨場感というとこでも、あと音の距離感、ワイヤレスでも音の距離感は僕もすごく好きだったんですけど、こちらの方はそこに輪をかけて、いい音のスピーカーで聴いているような感覚、がイヤホンからも流れてきたんで、そこをすごく感じましたね。

デザインとかフィット感はいかがでしたか?

大橋
かなりフィット感素晴らしいですね。耳に何かを入れるって何かしらのストレスがあると思うんですけど、それが非常に感じられにくいというか、付け心地もいいですし、一人の空間で音楽と向き合って楽しむ時なんか特に密閉性も高いですし、でもストレスがないっていう所では、非常に高性能でスタイリッシュで、いいなと思いましたね。

常田
取り回しという点では耳の上にかけるタイプなんで、それが煩わしくないですし、普段使っている、ライブの時に使っているイヤモニと同じ上からまわすタイプなので安心できるというか、引っ張ってブッて落ちてしまうことも少ないのでそこはすごく気に入っている点ですし。持った感じがすごく高級感があるというか、色もそうですけど銀色のメタリックな感じも好きで、眺めてしまう。いいなこれは、と思って。

IE600で聴いてほしいご自身の曲は?

大橋
僕ボーカル目線になってしまうんですけど、細かい表情まで、解像度が高いので細かい表情まで、再現してくれているので、「未来花(ミライカ)」っていう楽曲があるんですけど、それはピアノと歌だけのバージョンとバンドが入っているバージョンがあるんですけど、
「新空間アルゴリズム」っていうアルバムに入っているピアノと歌だけの、本当に2つだけの音で僕らもその作品を表現したかったんですね。それは聴いててかなり僕は再現が高いなと思いまして、これは是非このイヤホンで聴いてもらいたいなと思いましたね。歌の本当に細かい表情をちゃんと届けてくれている感じ。

常田
ストリングスの流麗な感じとかは惚れ惚れするというか、オーケストラの迫力だったりとかすごく合うなと思ったんで、アコースティックの豊潤な音っていうんですかね。今回の一番新しいアルバムでいうところの「Ordinary」とかもそうですけど、全曲オーケストラで演奏した『スキマスイッチ 10th Anniversary “Symphonic Sound of SukimaSwitch”』のアルバムを聴いても臨場感たっぷり、オーケストラの雰囲気がちゃんと再生されている感じがしますね。

IE 600はどんな方にお薦めでしょうか?

大橋
やっぱりオーディオ好きな方は非常に気に入ると思いますし、でも普段”イヤホンなんて関係ないでしょ”って言っているような方も、一度これを付けたらたぶんもうやめられなくなるんじゃないかな(笑)っていう、、今はとても便利に手軽に音楽を聴けるようになったけど、音質みたいなところってそんなに気にしなくなってきている人も多いのかなとも思うんですけど。やっぱり一度いい音で聴いてもらうとそこに虜になる部分があると思うので、そこで僕たちの願いとしてはちゃんと作ったその時の、あの音を皆さんに届けたいっていう、、なのでプロ志向の方もそれから、普段普通に気軽に音楽を聴く方にも一度手に取って試してもらいたい商品ではありますね。

常田
音楽に真摯に向き合っている方というか、それこそCDもそうですけども、この曲はどういう曲でどういう風な意味なんだろうと考える余裕を与えてくれる音だと思うんで、そういう聴き方をされる方、音楽に僕らは作る方にこだわっていますけど、聴く方にこだわっている方だったりとか、、、もちろんプロの方だったりそういう音に携わっている方に是非薦めたい。自分たちの周りのミュージシャンにこれ良かったよと直ぐに薦めたくなるようなイヤホンでしたね。

良い音にこだわる良さとは何でしょうか?

大橋
作り手としてはいい楽曲を作りたい、そしてそれをいい音で届けたいっていう気持ちがあるので、それを聴いてもらう皆さんは、それを聴いて日常の中でホッと息を抜ける瞬間だとか、あと一瞬日常を忘れて音楽の世界に浸ってもらうことで、心が豊かになっていただけたらいいな、っていう、そういう思いはありますね。

常田
「いい音」って恐らくいろんな言い方というか、いろんな捉え方があって、人によって違うこともたぶんあると思うんですよね。原音ではなくて、ベースが野太く出てくるのが好き、いい音だって思う方もいらっしゃるでしょうし、変わっていくと思うんですけども、ただ作り手としては、やっぱり作った時の音をちゃんと聞き手の方に届けてもらいたいなっていう気持ちがあるので、それを考えてレコーディングを、もちろん前段階の制作からアレンジからすごく思ってやっているとこもあるんで、「いい音」っていうとまた変わるかもしれないけど、「素直な音」っていうんですかね、素の音というものをいかに忠実に再現してもらえるかって、例えばイヤホンだったりスピーカーもそうですけど、大事だなと思っているので、その部分を理解してくださるようなアウトプットを作ってもらえる会社がたくさんあるといいと思っているんですけど。今回のイヤホンなんかはそれなりにいいなと思っていますし、作った音をそのまま出してくれるのが、僕らにとってはいい音かなって思っています。

スキマスイッチさんにとっての音楽とは?音楽に対する姿勢は?

大橋
音楽の持つ力っていうのは、はっきり言ってやってる僕たちも、「これだ」っていう正解は見つからないんですけれども、だけど特に最近世の中こういう風になってきて、ステイホームだとか、、、そんな中でやっぱりなにかしら人を豊かにすることができるのかな、っていうの、感じるようになりましたし、僕も逆に音楽ですごく力をもらっている部分があるのは事実なので、、、なにかこう具体的にこれが音楽のすごいところっていう正解は見つからないんですけど、日常生活にはやっぱ無くちゃならない。僕の人生においてもやっぱ無くてはならいものだなっていうのは、最近強く感じますね。

常田
元々は聴く「リスナー」っていうイメージで捉えていて、それは「作り手」の方に変わっていくんですけど、やっぱり聴くときはリスナーの耳になりたいなとは思っていながらも、そこは職業病っていうのもあるのか分析しがちではあるんですけど、なるべくいいリスナーでありたいなーっていうのは常日頃思っているところで。
音楽は僕にとってはすごく、とにかくいい仕事をしたいなっていう気持ちで常に向き合っているんですね。普段からずっと24時間音楽漬けかっていうとそうでもない生活を送ってはいるので、どうしても分析してしまったりとか、聴き疲れっていうのもあるんですけど、もっと楽に聴いて楽しめるようないいリスナーでもありたいですし、音楽の仕事に関しては、みんなが楽しめるようなものをもっともっとたくさん生み出したいなっていう気持ちがあるんで、、その二面性のバランスを取りながら、これからもやっていきたいなとは思っています。