時代を駆け上れるアーティストはほんの一握りだ。曲を作り自ら歌うシンガーソングライターもしかり。時代のセンスを代弁し、より多くの人々に共感と感動を呼び起こさせる事を皆目指している。川崎鷹也はすでにそういった一握りのアーティストに若くして仲間入りしている稀有な存在。時代の寵児にゼンハイザーのことを聞いてみた。

―最初にゼンハイザーを知ったきっかけを教えてください。

当時高校1年生だったと思うんですけど、僕の地元栃木では電気屋さんとか、音楽、オーディオ機器のお店ってそんなに栄えてなかったんですよね。田舎っていうのもあるんですけど。でもなんか、その当時から良い音で音楽を聴きたいっていう、なんとなく、 全然知識も無いんですけどそういう思いだけはあって、いろいろイヤホンを調べていくうちに、ゼンハイザーっていうイヤホンに出会いました。

―ゼンハイザー製品の印象を教えてください。

印象としてはフラットな音だなっていう印象がすごくありますね。他のイヤホンを使ったこともあるんですけど、でもやっぱりゼンハイザーはフラットなので聴き飽きないというか、聴き疲れをしないという印象かもしれないですね。

―尊敬するミュージシャンを教えてください。

いろんなアーティストさんは聴いてきているんですけど、ただやっぱり僕のジャンルは弾き語り、シンガーソングライターっていうのもあって、割と秦基博さんとか、高橋優さんとか、清水翔太さんもそうですし、、同じ畑って言ったら恐縮ですけどそういう音楽を聴いてきて、そこにお手本となるミュージシャンがたくさんいらっしゃるので、そこに向けて、僕に何ができるかっていう考えはいつも持っていますね。あとは、憧れているミュージシャンっていう風に言うとしたら、僕はずっと玉置浩二さんを崇めているので(笑)、いつの日か玉置さんと同じステージで歌える日が来たらうれしいなとは、、、いつか、いつかとは思っていますけどね(笑)。

―最近どんな音楽を聴いていますか?

この一、二年いろんな所で歌わせていただく機会が増えて、いろんな人と出会う機会が増えて、仲間と呼べるミュージシャンに沢山出会ったので、それこそ同じシンガーソングライターとして、同じような活動している意味では瑛人君だったりとか、優里君だったりとかプライベートでも仲良くさせてもらっているというのがあるので、割と友達の歌を聴くことが多いかもしれないですね。いろんなミュージシャンというよりは共演した方だったりとか、一緒にトークをした方の音楽とかを改めて聴く機会が多いかもしれないですね。

―楽曲制作においてどこからインスピレーションを受けていますか?

僕がインスピレーションを受けるのは、普段の生活の、いついかなるどのシチュエーション、どのシーンでもそうだとは思うんですけど、僕が書きたい音楽っていうのは何気ない日々だったりとか、何でもない毎日、きっと皆さんも過ごしているであろう日常を切り取った曲。そこに幸せって隠れているよねっていうのを常々歌いたいなって思っているので。それこそ僕の奥さんだったり、子供だったりとか、家族で過ごす時間の中で得られる学びだったりとか、言葉だったりとか、そういったところで、「あっいい言葉だな」とか、「あーいい経験をしたな」とか思うと、それを曲にしたいなって言う風に、、、リアルにそこに繋がってくるので、本当何気ない私生活から、たぶん映画見たりとかいろいろあるんですけど、、、割と家族と一緒に過ごしている時間にインスピレーションを受けているかもしれないですね。

―楽曲制作でのこだわりを教えてください。

結構がむしゃらに創っているんであんまり客観的に見れては無いですけど、ただ、言葉の使い方だったりとかはすごく意識はしています。歌詞については自分が実際に思っていることが8割、9割ですかね。10割の事もあるんですけど。自分が思ってないことを歌詞として入れることも出来るんですけど、そうすると歌う時の説得力が自分の中でどうしてもなくなってしまうので、やっぱり聴いて頂いている皆さんは分かってしまうと思います。皆さんやっぱり耳肥えてますし、、、そういった意味で僕が思っていることを言葉として歌詞に落とし込んでいるっていうのが、ひとつのこだわりみたいなところがあるかもしれないですね。あとは、やっぱり"歌うたい"として気持ちいい母音だったりとか、音を伸ばした時の言葉の終わり方だったりとか、歌っていて気持ちいい言葉を選んでいるかもしれないですね。

CX Plus True Wireless

―CX Plus True Wirelessをお使いいただきましたが音質はいかがでしょうか?

さすがゼンハイザーさんっていう感じなんですけど(笑)、やっぱりクリアなんですよすごく。鮮明に音が聞こえてきて、フラットな音だったりとか原音に近い音っていうのを忠実にやっぱりこう、音としてクオリティとして出ているなというのが、一発目に聴いた時の印象ですね、「オーッフラット、最高!」(笑)っていう感じが初めて聴いた時から、やっぱり思いましたね。

―CX Plus True Wirelessでご自身の曲のこだわりが再現されますか?

そうですね、僕がやっぱりこだわるのは、音としてこだわるのはもちろんそうなんですけど、やっぱりこうソングライティングしてその曲だったりとか、歌詞の音はもちろん、どっちかっていうと僕は歌心の方を重視したくて、なのでブレスだったりとか、ちょっとした音の、声の何て言うんですかね、哀しみの含んだ声だったりとか、力強さだったりとかそこの表現力というものをすごく意識するんですよ。弾き語りは特にアコースティックギターと歌一本だけなので、そこは顕著に表れていくので、そこがこのゼンハイザーはリアルな音というか、本当モニターで聴いている、その場のレコーディングのモニターで聴いているんじゃないかっていうくらい、鮮明にそこの表現力まで再現されていますね。

―CX Plus True Wirelessはハイレゾ相当の音で聴くことができますがその印象はいかがですか?

先ほど、初めて高音質コーデックで聴かせて頂いたんですけど、よりクオリティが上がって鮮明ですし、プラス煌びやかですし、音の奥深さとか細かい部分が凄く音としてきれいに聴こえるなっていうのが印象的でした。加えてもう少し細かく言うと、リバーブ感が普通の音とは違うなっていうのがすごく衝撃的で、僕らレコーディングしながらリバーブ感、空間だったりとか、レコーディングスタジオの場所だったりとかにもこだわってレコーディングをするので、そこの空間の響き鳴り方だったりとか、奥深さ、リバーブ感、音の切れ方、サスティーンみたいなところまで表現されているのが、もう脱帽だなと思いましたね。

―CX Plus True Wirelessで聴くお勧めのご自身の楽曲は?

これちょっと難しいですけど、僕、アコースティックギター弾き語りの音源もあれば、バンドサウンドの音源もあるんで、どちらも聴いてもらいたいなって思うんですよ。
やっぱりバンドの音圧だったりとか、音数だったりとかも含めてすごく楽しめるなと思うので、特に「カレンダー」っていう楽曲があって、あの楽曲はすごいいろんな音がはいっていて、ストリングス、エレキ、ベース、ドラムはもちろんなんですけど、ピアノの煌びやかさだったりとか、一つ一つの音にやっぱり僕らは意味と理由を持たせてアレンジしているので、そこが鮮明にこう聴こえるんじゃないかなと思います。また、それとは真逆にアコースティックギターだけの、それこそ「魔法の絨毯」もしかり、「Luv letter」なんかもギターと歌のみのすごい表現でしかない(笑)自分の心と戦っているような音源もすごく鮮明にそこまでしっかり伝わると思うので、アコースティックギターのシンプルな曲とバンドの曲を聴き比べてみてもいいかもしれないですね。

―ノイズキャンセルについてはいかがでしょうか?

いろんな会社さんがやっぱり試されたりとかはあると思うんですけど…ゼンハイザーさんのノイズキャンセリングの良いところは、耳の圧迫感が無いところなんですよ。例えると、飛行機に乗って急に急上昇すると、耳がキーンとなったりするじゃないですか。ノイズキャンセリングって僕の従来のイメージではそういうイメージで、どうしても耳がウって思うんですけど、でもゼンハイザーのノイズキャンセリングはそれがないのと、プラスすごいのは音質が下がらないところなんですよね。

―外音取り込み機能についてはいかがでしょうか?

カフェ行ったりだとか、ショッピングしたりだとか、イヤホン付けたまま一人でショッピングすること多いんですけど。そこでもやっぱりショップの店員さんの声だったりとか、お会計の時だったりとか含めて、イヤホン外す必要がなく相手の方としっかり円滑にコミュニケーション取れるっていうのは外音取り込みの一番の魅力なのかなと思います。プラス事故防止にもなるんですよ。ノイズキャンセリングだったりとかは外部の音を遮断してしまうとどうしても車の音に気付けなかったりとか、そういう危険がどうしてもありますよね。子供が生まれてからなおさら思うようになったんですけど、外音取り込みのおかげでそういう危機も回避できたりもするのかなと思います。

―通話機能の品質はいかがですか?

オーディオ聴くときの鮮明さ、クリアさはもちろんなんですけど、やっぱりそこが通話になるとどうなんだろうっていうのは、懸念点の一つではありますね。このご時世になって、オンラインでのミーティングとか会議だったり、電話、通話をする機会が増えて、そんな中でも通話でもしっかりクリアに聴こえるっていうのは、すごい魅力的だなって思います。きれいに鮮明に聴こえるし、もっと言うと、こちら側の声がしっかり届くっていうのは、意外と相手に聞かないと分からないじゃないですか。自分はすごいきれいに聞こえていて、おーいいなって思うんですけど、はたして僕の声が相手にちゃんと届いているのかっていうのが、聴いてみないと分からないですよね。そういうとき僕は相手側に聞くんですよ。ちゃんと聴こえているかどうかだったり、どういう音なのかっていうのを。だからしっかり届いているっていうのは、ゼンハイザーの通話機能とか、マイク機能とか含めて、すごくいいところだなと思います。

―接続性についてはいかがでしたか?

ワイヤレス接続で電子機器との接続もすごい円滑ですしスムーズですね。違う部屋に行っても途切れることはないですし、そこはすごく強みだなと思います。

―CX Plus True Wirelessは左右どちらも片耳使用ができます。

片方を充電しながら、もう片方で聴いたりとか(笑)、、ワイヤレスならではと言いますか、そこの便利さは感じますね。例えば、運転中も片方だけつけて通話も出来ますし、安全面も含めて、片耳だけで聴くしシーンは割とありますね。

―CX Plus True Wirelessはどんな方にお勧めでしょうか?

そうですね、音にこだわりたい人だとは思いますね。そのゼンハイザーさんのビジョンだったりとか、見ているものだったりとかっていうのは、僕らミュージシャンと一緒で、もっと言ったらそれ以上音こだわっていると思うので、聴き手も作り手も含めてこだわりを持って音を楽しみたい方には、ゼンハイザーさんのイヤホンはいいなと思います。

―ご自身にとって音楽とは?

音楽とは、そうですね、なんだろうなあ?やっぱり音楽ってなかったら死ぬわけじゃないですよね、なくても生きて行けますし人は豊かに生活できるんですけど、、でもやっぱり僕らミュージシャン、アーティストっていうのは、その中で音だったり、音楽だったりを通してより人の人生を豊かにできるものなのかなとも思っています。それこそ何気ない日々だったりとか、なんでもない毎日の中でも、イヤホンを付けて夜一人で歩きながら音楽を聴いている時って、なんかわかんないけどMVの中の主人公になった気がする。僕よくやるんですけど一人でMVの主人公になったふりして、ちょっと一回転してみたり(笑)、自分がまた明日から頑張ろうとか、もうちょっと笑っていようっていう風に思えるきっかけとなれるのが音楽だなって思っているので。生活の一部なのかなと思っています。