日本の音楽シーンでも近年素晴らしいギタリストがデビューしているが、その中でも一際光る存在が磯貝一樹さん。InstagramやYouTubeなど、SNSに動画を投稿し総再生数2000万回再生を超え、国内外からも注目されている磯貝さんは、ゼンハイザーをどう感じているのか聞いてみた。

―最初にゼンハイザーを知ったきっかけは?

磯貝
最初はですね、ネットで調べたりとかして、マイクを調べてて、友人に薦められたのがゼンハイザーのマイクだったんですけど。そうやっているうちに、ノイマンに出会い、U 87もいまだにずっと使っています。初めはそうですね、紹介されて知ったって感じですね。

―ゼンハイザー製品の印象はいかがでしたか?

磯貝
本気だなと思いましたね。ゼンハイザーは製品に自信を感じる。使いたかったら使いなよ、みたいな。でもこっちは自信持って、良いものあるからみたいな。使いたかったら使えみたいに見えるんですけど、僕それがすごく好きで、媚びないというか、それは人に媚びないのもあるし、音に媚びてないというか、本気で音を突き詰めているブランドだからこそそういう自信があって、そういうスタンスでいれるのかなとは思いますね。

―尊敬するアーティストは?

難しいですね。今も昔も師匠は尊敬に値するというか。いまだに進化し続けている、小沼ようすけさんというジャズのギタリストなんですけど。もちろんたくさんの色んな人、アーティストが大好きですし、色んなギタリスト、ミュージシャンが大好きなんですけど。いつも刺激をもらっているのは小沼さんかなって思いますね。

―最近気に入って聴いている音楽は?

本当つい最近ですけど、「Silk Sonic」っていうアンダーソン・パークとブルーノ・マーズのアルバムがめっちゃくちゃ良くて、音がすごい良い、ミックスも良い、サウンドも良いですしアレンジもカッコいいですし。そのアルバムは良すぎて、めちゃくちゃ聴いていますね。

―どこからインスピレーションをもらって楽曲を制作されますか?

いろんな所でライブしたりとか、レコーディングの曲創っているのもそうなんですけど、やっぱりアウトプットばかりしていると、曲できないんですよね。だから、インプットする時間を大事にしてて、それは音楽聴くのもそうですし、皆と会話するのもそうですし、普段の生活もそうですし、なんかこう些細なとこからインスピレーションをもらっているというか、どこからもらっているかわかんないですけど、全ての行動から起きる様々なことからインスピレーションを受けて、もちろん音楽聴いて、こういう音楽創りたいなっていうのもありますし。

―楽曲制作でのこだわりは?

僕は現在は、けっこうチルビートなギター、コーヒーミュージックの様な曲を弾く人みたいなイメージが多分ついていると思います。僕も結構バラードだったりとかチルな感じの音楽がすごい好きで、でもパンクだったりソウルだったりとかそういうミュージックも大好きで。そういうイメージを持たれているからこそ、それを打開したいなあっていうのもありますけど...でも自分のギターを聴いてくれている、自分のギターが好きな人のためにも、そういうギターがちゃんと入っていて、フレーズが格好良かったりとか。それは音楽を全体を通して。そういう格好良い音楽を創りたいなって思ってますね。

IE 900

―IE 900はどんな印象でしたか?

僕普段IE 500のイヤホン使っているんですけど、IE 900はそれのアップグレート版な感じかなっと思って聴いてたんですけど…IE 900の第一印象は僕が使っているIE 500 PROでは聴こえない音が聴こえてきたっていう感じですね。『あれ、こんな音鳴るんだ』みたいな。例えば自分で録音した音で、ノイズのちょっとしたミストーンとか繊細に拾ってくるから、怖いなって思いましたね(笑)。

―アーティストのこだわりをIE 900では再現されますか?

ギター一本で表現するとか、部屋の空気感とかだったりとか、服のさする音だったりとか、そういうのを繊細に拾ってくれて、ほんとこのイヤホンで全部聴けるっていうのは…そういう空気感をちゃんと大事にしてくれているイヤホンだと思いますね。だから、怖いですね(笑)いろいろ拾いすぎて。

―IE 900で聴いてほしい音楽やご自身の楽曲は?

「round’bout」という曲があって、それは生音で録ってレンジが広いので聴いて欲しいなと思います。いろんな音が鳴っている音楽を聴いてほしいです。普段例えばスピーカーとかイヤホンで聴いている音ってすごいミックスされているから、音が何が入っているか、全部は聴き取れないんですけど。これだとこういう音も入っているんだ。とか、ほんとに小さいボリュームでシンセが鳴っても、これシンセとか入っていたんだとか、それぐらい解像度の高いイヤホンだと思うので、大編成ではないですけど、音がいっぱい入っている音楽。あと、もちろんギター1本だけのその繊細な空気感の音楽とかもすごい良いと思いますし、(良い意味で)なんでも良いと思いますね。すごい聴けると思います。

―ご自身にとって音楽とは?

もう、30にもなったので本当に切っても切り離せない、仕事でもあるし、好きなことでもあるし、それがこうマッチしてできてるのがすごいありがたいことですし、おそらくですけど死ぬまで一緒に共にしていくものなのだろうな、と思いますね。