ピティナ・ピアノコンペティションの特級でグランプリを獲得し、本格的音楽活動を開始した、天才ピアノプレイヤーにしてアーティストの角野隼斗。YouTubeではかてぃん名義でクラシックピアニストでありながら新しいジャンルに挑戦を繰り広げる。アコースティック楽器の響きを厳しくジャッジする神の耳に、ゼンハイザーの音はどう評価されるのだろうか?

―ゼンハイザー製品を知ったきっかけを教えて下さい。
初めて使わせていただいたのが、2年前くらいのレコーディングだったと思うのですけど。その時に初めてマイクを使った記憶があります。その前からもちろんゼンハイザーという名前は知っていたのですけど、別に使っていたわけではなくて、、、そうですね、そういう感じだったと思います。

―印象はいかがでしたでしょうか?
印象はやっぱり、自分はピアノを弾くのですけど、ピアノで弾いた音がそのまま、表現が上手く伝わるような、マイクを通してでも。それってもちろん音はすごく上質で、精度が高くて。自分の想いがダイレクトに伝わるっていうのは、思いました。

―オリジナル曲のインスピレーションはどこから受けるのでしょうか?
インスピレーションはいろんなところにあって、共通して言えるのは自分の感情が激しく揺れ動かされた時、それは、本でも映画でも音楽でももちろん、人と、人に出会った時とか、何か良いものに触れた時、すごく感情が、全ての喜怒哀楽がこう増幅するというか、そういうとき、今その勢いのままピアノに向かうということはよくあります。

CX True Wireless

―CX True Wirelessいかがでしたか?
音質は、すごい良かったです。あらゆる音が細かく聞こえてきて、低音から高音まですっと入ってくるので、すごく聞きやすいというかそういう印象でしたね。ピアノっていう楽器はすごく音域が広くて、そういう、倍音の響かせ方とか重要なんですけれども、そういうのも、ちゃんとダイレクトに聞こえてきてくれました。

―通話機能はいかがでしたか?
使わせて頂いたんですけども、すごく、自分の声もよく届くし、相手の声もちゃんと聞こえるし、遅延も特になくスムーズに会話ができていたなと思います。左右それぞれ独立して、片方だけ使うっていうことができるので、例えば充電が無くなってしまった時、片方だけ充電しておいて、片方だけ使って。充電出来たら交代するみたいなことができるのは、またTrue Wirelessの魅力かなと思います。

―デザイン、装着感についてはいかがでしたか?
装着感、すごい良くって、耳にピタッとはまるので、すごい没入出来て。臨場感がすごくあったのが良かったのと、デザインもすごくスタイリッシュで上質な音のイメージに合っているというか。すごい付けたくなるイヤホンですよね。

―CX True Wirelessにはどのような音楽がフィットしそうですか?
そうですね、僕はやっぱ、クラシックを聴くことが多いので、というのもあるんですけど。ピアノって音域が広いけれども、で、一つの楽器だけど色んな音色のバリエーションがあって、そういうものがすごく精彩に聞こえてくるので、是非そういうピアノ曲を聴いてみてほしいですね。

―ご自身の作品をCX True Wirelessで聴いて欲しいものはどれでしょうか?
「HAYATOSM」っていうアルバムに入っている、一曲目の「奏鳴」というオリジナルがあるんですけど。それとか、、、最後は結構クライマックスが盛り上がっているのですけど、その直前に ふっと こう静けさになるところがあって、そっからの、もちろん量変化するけど、音色とかニュアンスの変化、そこからのダイナミクスがどういう風に変わって、どういう思いで音楽が最後に向かって行くかっていう所をぜひ聴いてみてほしいですね。

―良いイヤホンで音楽を聴く、良さ、とはどうお考えでしょうか?
良さはもちろんあって、1,000円のイヤホンを否定するつもりは、僕は全くないんですけど。
やっぱり最初はそういう物から入っていって、だんだん、こうステップアップしていくことでその音の良さからくる、その高揚感とか、没入感とかって、やっぱり音楽もエンタメの一つで非日常を届けるものだと思うので、それに没頭できて、で、純粋にその音楽を、それだけを楽しめるみたいな体験ってすごく重要だと思っていて、、、そういう意味ではいい品質のイヤホンで聴いて頂けるっていうことは、僕にとってもすごくうれしいことで、是非そういうイヤホンで聴いてもらえたら僕も嬉しいですね。

―どのような方にCX True Wirelessはお勧めでしょうか?
若い人で、こうちょっとステップアップして良いイヤホンが欲しいなと、機能性の高いワイヤレスイヤホンが欲しいなと思っている方に、是非このイヤホンを使ってもらって、通学中とか通勤中とかでもいいですけど、その没入感というものを体験してもらえたら嬉しいですね。

IE 900

―ゼンハイザーのフラグシップモデルIE 900ワイヤードイヤホンいかがでしたか?
もう最高ですね、一言でいうと。で、まず聴いて思ったのが、残響っていうか、音の消え方っていうのがめちゃくちゃリアルで、ゾクゾクってするくらい、本当にコンサートホールにいるような、間近で聴いているような臨場感と、音の躍動感というか、ダイレクトにこう、身体に入ってくる感じがめちゃくちゃ気持ち良かったです。

―IE 900で聴くとすると、どの楽曲を聴いてほしいですか?
「ラプソディー・イン・ブルー」のピアノとオーケストラでやっている、この前やらせていただいたのですけど、サントリーホールで。やっぱ、このイヤホンで聴いた時、オーケストラを聴きたいと思ったのですよね。距離感とか何処に誰がいるかみたいな、すごく鮮明に分かるような印象があって、、
もちろんピアノ協奏曲なのでピアノが真ん中にいるのですけど、まず、ピアノが真ん中に居た上で、他の楽器との混ざり合い、楽しめてもらえたら、嬉しいなって思いますね。

―デザイン、装着感はいかがでしたか?
付け心地は良かったです、これも。こういう(耳掛け式)風に付けるの僕すごい好きで、なんでかって、落ちないじゃないですか。単純にそうやってこう付けた方がフィットするので、人によるのかもしれないですけど、僕の場合は結構そういうかけ方は好きだし、、、デザインも、ケーブルが格好いいですね。

―IE 900で聴いてほしい音楽のジャンルは?
オーケストラ、管弦楽、とかじゃなくても、すごく大所帯の音楽っていうのが聴きたくなりそうだなって思いました。それぞれの楽器がすごく鮮明に聞こえると思うので、楽しいかなと思います。

―今後のご自身の音楽に対する抱負を教えてください。
そうですね、まずは、まだまだピアニストとして、より音にこだわりを持って自分のレベルを上げていきたいっていうことはずっと考えていていますけれども。それと同時に、ピアニストとして、だけじゃなくてより広く音楽というものを捉えて、音楽家というのですかね、みたいなものに憧れがあって。いろんな視点から音というものを捉えていって、自分の作品に取り入れていきたいなっていうのは、思っています。

―ファンの方へメッセージをおねがいします。
本当にYouTubeとか、YouTubeだけじゃなくて、Twitterもinstagramもですけど、いろんな所でこういう風に大きくなれているというのは、やっぱり、見てくださる人がずっと居続けてくれるからであって、それは本当に感謝していますし、これからも、僕ができることは、すごい見てくださる方にワクワクするものを届け続けることだと思うので、これからもよろしくお願いします。

―ありがとうございました。