X-Incは、ゼンハイザーのTeamConnect Ceiling 2を採用して新社屋を将来を見据えた場所に
2019年12月、X-Incは本社を新社屋XPACEに移転。XPACEはフードイノベーション施設で、アイデア作り、試験、製造、流通のための垂直統合用スペースがある。この食のハブにはいろいろな施設があるが、そのひとつが総合的なコワーキングスペースで、ビジネスミーティングや話し合いにふさわしい設備を整える必要があった。ビデオ会議の重要性が増すなか、X-Incが考えたのが会議室の音声・カンファレンス機能向上化だ。役員会議室が比較的広いので、その一室の音声・カンファレンス機能を改善できるパートナーを探し始める。
X-Incが選んだのは、役員会議室で音声を効果的にキャプチャリングできるTeamConnect Ceiling 2(TCC2)マイクロホン。天井マイクロホンなら、室内にいる会議参加者の声が、リモート参加者にもはっきりと聞こえる。
X-Incの従業員はこれまで、ビジネスミーティングや話し合いを持つときには、電話会議かボイスオーバーインターネットプロトコル(VoIP)の音声通話会議を利用しなければなりませんでした。古い事務所にはビデオ会議の設備が整った役員室がなかったからです。新社屋に移ると、リモート会議時に以前よりも多く人が参加できる広い役員室が用意されていました。しかしながら、事務所の電話やラップトップ内蔵のマイクロホンを使用していたので、音声品質が悪く、ビジネスミーティングの質や効率性に悪影響が及びました。つまり、情報やアイデアがスムーズに伝わらず、従業員が声を張り上げて、何度も同じことを繰り返して話さなければならないことがたびたび発生したのです。この状況は非効率であり、そもそも会議になりません。
社をあげてソリューションを模索するなか、デジタル化推進責任者のネオ・クォック・シアン氏が選定プロセスの一環として、エレクトロ・アコースティック・システムズ(EAS)に声をかけました。EASはシンガポールのシステムインテグレーター大手で、X-Incのビジネスニーズに応じたソリューションをすぐにいくつか提供しました。デモンストレーションを行い、優れた音声品質と会議・カンファレンスの利便性から選ばれたのが、ゼンハイザーのTCC2です。EASが1週間かけずに天井マイクロホンを設置しましたが、クォック・シアン氏は、取り付け作業はスムーズで煩わしくなかったと指摘しています。
ゼンハイザーのTCC2は音声品質を改善しなければならないというX-Incの問題を解決しました。天井マイクロホンは感度が優れていて、話者の声もよく拾い、会議参加者は皆、部屋のどこにいても声がはっきりと聴こえます。また、機器を一緒に使ったり、使いまわしたりする必要がないので、衛生面のリスクが大幅に減りました。従業員からは、会議の準備でTCC2は使いやすいとフィードバックも届いています。
XPACEのTCC2設置は、X-Incが2020年からソリューションを検討していたので、極めて特殊なケースです。残念ながら、新型コロナのパンデミックでプロジェクトは遅れてしまいましたが、移転後はじめてのハイエンドのオーディオ機器の購入・設置だったことも手伝って、設置は大いに期待されていました。
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