ステージサウンドサービシズ(Stage Sound Services)は、プロフェッショナルな劇場というRF環境の厳しい市場において現在と将来の機材レンタル需要に応えながら、テクニカルライダーと仕様を満たすことができ、なおかつ究極の信頼性を備えたソリューションを見つけなければなりませんでした。
すでにゼンハイザー製品を利用していた同社は、究極の信頼性をうたうDigital 6000の新規導入を決定。RF性能が高く、各地をツアーして回る舞台向けのライセンスコストを削減できる点も決め手となりました。相互変調がなく、等距離周波数グリッドが利用できるDigital 6000を活用することで、ステージサウンドサービシズではわずか3つのTVチャンネルで45チャンネルのRFを使えるようになりました。
同社のコマーシャルマネージャーを務めるジェームズ・ルイス(James Lewis)氏は次のように語っています。「最初に導入した有線マイクロホンをはじめ、創業以来ずっとゼンハイザーを使っています。顧客の大部分はプロフェッショナルな劇場で、作品としては小規模な舞台からフルスケールのミュージカルまでさまざまです。当社では近年、こうした多様な作品に対応するために、ゼンハイザーとノイマンの有線マイクの本数を著しく増やしてきました。さらに昨年はレンタル用機材としてゼンハイザーのワイヤレスシステムも導入し、ミュージカル『ファニー・ガール』のイギリスツアー用にはSK 5212×32チャンネルを購入しています。ゼンハイザーは多種多様な仕様に応えられるので、すぐに導入を決めることができました」
ステージサウンドサービシズがDigital 6000を選んだ最大の理由は、フラッグシップであるDigital 9000と同じ卓越のオーディオクオリティを約束する2chレシーバーであり、将来的な機材レンタル需要に応えられ、しかもテクニカルライダーと仕様を満たすことができるという点にあります。
ルイス氏は、Digital 6000のサウンドクオリティと環境への配慮も大きな決定打になったと話しています。「多くの企業同様、当社もグリーンエネルギーを積極的に利用したいと考えています。そのため、充電式バッテリー式であることや、シンプルな充電システムも重要な検討ポイントになりました」
各地をツアーするミュージカル『シラ』および『キャバレー』のサウンドデザイナーを務めるダン・サムソン(Dan Samson)氏は、過去の舞台でデジタルラジオマイクロホンシステムを何度か使ったことがあり、今回の2作でも同様の機材を指定。そこで、現在では90チャンネルにおよぶステージサウンドサービシズのDigital 6000が直ちに投入されることになりました。
「『シラ』と『キャバレー』の制作時期が、Digital 6000のリリースとちょうど重なったんです。Digital 6000はDigital 9000システムで実証済みのテクノロジーをベースとしているので、信頼性、RF性能、オーディオクオリティといった面でまったく問題がないことがすぐにわかりました。『シラ』はIEMを含む45チャンネル以上のRFを使うため、各地を毎週ツアーして回ることを考えると、ライセンスコストを抑えられる点も大きな決め手となりました」(ルイス氏)
相互変調がなく、等距離周波数グリッドが利用できるDigital 6000を活用することで、ステージサウンドサービシズではわずか3つのTVチャンネルで45チャンネルのRFを使えるようになりました。