「新型コロナによるパンデミック以前から、当校では校舎刷新の必要性を感じており、コラボレーションや講義録画が可能な施設の強化プログラムが進んでいました」とクィーンズ大学ベルファストで学習・指導支援のアシスタントディレクターを務めるパトリック・ダリー氏。「パンデミックの発生で、さらに踏み込み、この学び舎をコネクティッドラーニングやコラボレーションが可能な場所に変えなければならないと悟りました。この環境を使うすべての人たちにインクルーシブな体験を提供できる場所にしなければと」
「情報サービス」の「学習&指導支援」部門にあるプロジェクトチームが、教室内の学習や指導の体験全体を捉えるためのコンセプトを構築。リアルタイムの参加と、講師、教室内の学生、リモートの学生の間でシームレスな双方向のやりとりが可能に。その後、実証プロジェクトで7つの教室を大・中・小に分割。対面と遠隔、両方の学生にとって最高の体験を生み出し、受講する場所や学習コンテンツにアクセスするタイミングのせいで不利益を被る学生がいないようにしなければならない。その目的は、ハイブリッドであれ対面であれ、教授陣と学生がしっかり取り組むことができる、つながりと柔軟性のある学習スペースの創出。
クィーンズ大学ベルファストの教育施設は、対面コラボレーションやリモート学習だけでなく、講義録画にも対応。
教授 ゲリー・ゴームリー氏(MD、FRCGP)
-Pure AVとクィーンズ大学ベルファストの学習&指導支援部門が導入したソリューションでは、講義録画とライブコラボレーションのプラットフォームが備わっているので、これまで階段教室で使い慣れた従来のツールの指導体験は、対面であれ事前録画であれ遠隔と対面のハイブリッドであれ、そのまま変わらず活かされます。そこに加わるのが、キャプチャリング機能と講師と学生のライブストリーミングインタラクションです。たとえば学生の声と動画がプラスされるので、リモートや録画で得られる体験の質が劇的に向上します。
このソリューションの要はカメラ自動追尾です。話し手だけでなく、聞き手の様子もキャプチャリングできます。Pure AVの設計では、TeamConnect Ceiling 2マイクロホンと QSC製デジタルサウンドプロセッサーを使用した内蔵制御処理装置を組み合わせていますが、そこから生まれた驚くべき受信範囲と明瞭度が、聞き手の動きのキャプチャリングに役立ちます。ゼンハイザーとQSCは専用プラグインソフトウェアの開発で提携し、マイクロホンから得た指向性情報の処理を実現しました。そのデータがあれば自動的に視点の移動が可能で、カメラに向いている学生から、質問を尋ねて講義や学習に貢献する学生に視点を移動できます。一方、聞き手側の自動追尾プロセスにはAV制御システム Extron も不可欠です。クィーンズ大学ベルファストの事例から、さまざまなメーカーのテクノロジーがコラボレーションすれば、これまでにないすばらしいユーザー体験が得られることがわかります。
TeamConnect Ceiling 2タッチレスマイクロホンソリューションのメリットには設置が簡単、動きに制限がない、音声明瞭度が優れているなどがあり、これまでににないすばらしい学習・指導体験を生み出します。メリットの詳細情報はこちらをご覧ください。