歴史的建造物におけるハイテクオーディオ:TeamConnect Ceiling 2により、ナミビア首相府閣議室の優れた音声明瞭度を確保
2階層のナミビア首相府閣議室では、下階のバウンダリーマイクが干渉するため、天井マイクを2階層の上階ギャラリーに設置しようと考えた。しかし、施工業者ガジェッツ・ナミビア・ソリューションズが天井マイクを設置する建物は、歴史的建造物だったため、実施できる調整や工事が限られていた。AVテクノロジーを一体化させて、歴史的遺産である閣議室はそのまま保存するように要請されたからだ。
ステージ・オーディオ・ワークス・ナミビアとゼンハイザー南アフリカの協力のもと、ガジェッツ・ナミビア・ソリューションズはTeamConnect Ceiling 2を2台、閣議室上階の天井から吊るすことにした。
ナミビア共和国政府の中枢を担う首相府。ナミビアの首都ウィントフックの歴史的建造物で、第1閣議室と憲法室(国の法案のほとんどで、起草作業が行われるのがこの部屋)があります。中央政府は会議の環境を改善するため、閣議室に先進の音響システムとビジュアル表示システムを加えることにしました。そこで、適切な解決策を見つけるように政府から依頼されたのがガジェッツ・ナミビアです。同社はステージ・オーディオ・ワークス・ナミビアと組むことにしました。
プロジェクトチームは閣議室の歴史的内装を保存したままで対策を施すよう求められたので、標準的なデザインではうまくいきませんでした。そこで、上層ギャラリー部分の最も効果的かつ目立たないソリューションとして白羽の矢が立ったのが天井マイクロホンでした。プロジェクトチームはいくつか候補を挙げましたが、最終的に、見た目の美しさや設置の手軽さ、Danteテクノロジーを使用したデジタルオペレーションを考慮した結果、2階層の上階ギャラリー部分にこの上なく明瞭な音声を届けるにはTeamConnect Ceiling 2(TCC2)が最も効果的なオプションであるという結論に達したのです。ガジェッツ・ナミビア・ソリューションズCEO、ヴィクター・ンザラムバ氏はこう説明します。「私たちが必要としていたのは、革新的で、想像もつかないような発想でした。それで、TCC2に決めたのです。設置が簡単で、TruVoiceliftが搭載され、音声明瞭度もすばらしいTCC2なら、雑音全体を自動で軽減してくれます。今回の設置の難しさを考えると、これはどれもよりも理想的なソリューションです」
もうひとつ、TCC2を選ぶ決め手になったのは、天井マイクの特許取得自動ビームフォーミングテクノロジー です。「今回のプロジェクトには、閣議室の奥からでも簡単に収音できる柔軟性の高いシステムが必要でした。自動ビームフォーミングテクノロジーが搭載されているTCC2なら問題ありません」とンザラムバ氏。彼がCEOを務めるガジェッツ・ナミビア・ソリューションズはゼンハイザーの製品をすでに知っていました。EW100とEW500のようなゼンハイザーの製品を設置したことがあり、プロジェクトの見積にゼンハイザーの製品を含めたこともあったからです。同氏は設置の結果に満足しています。「ステージ・オーディオ・ワークスは秀悦なソリューションを実現してくれました。閣議室のもつ優雅さや歴史的価値は尊重しながら、現代のビデオ会議の技術水準に見合ったものでなければならないとする顧客のニーズに応えて、このソリューションは的確にカスタマイズされています。首相以下各閣僚は、閣議室のどの位置に座っていても、鮮明な音声と高画質のビデオが指先ひとつで簡単に制御できる快適な環境を満喫していることでしょう」
TCC2およびボイスリフトシステムTruVoiceliftの詳細情報は こちらをご覧ください。