Come from Away

ロンドン

オリヴィエ賞の四部門で受賞したミュージカルが選んだゼンハイザーの小型送信機SK 6212

ローレンス・オリヴィエ賞を受賞し、ブロードウェイとウエストエンドで記録的な観客数を動員し続けている国際的なミュージカル『Come from Away』。このミュージカルのサウンドデザイナーのギャレス・オーウェン(Gareth Owen)氏は、目立つことなく音質を高めるデバイスとして、全キャストで超小型のボディパック送信機、ゼンハイザーSK 6212を採用することを決定しました。

「SK 6212のバッテリーの持続力は革新的です。1回の充電で1日中仕事ができるので、本番でもリハーサルでも充電のことを気にせずに済むのはとても大きい。おかげで仕事がはかどりました」

- 『Come from Away』 音響責任者 リース・カーシュ(Reese Kirsh)氏 -

アイリーン・サンコフ(Irene Sankoff)氏とデビッド・ハイン(David Hein)氏による制作のミュージカル『Come from Away』は、アメリカ同時多発テロ事件により空港が封鎖され、着陸できなくなった飛行機38機を受け入れたカナダのニューファンドランド州の小さな町、ガンダーの住民と、7,000名の乗客・乗員の交流を描く物語です。2015年にサンディエゴとシアトルの各初上演からいきなり記録的なヒットとなり、ブロードウェイのジェラルド・シェーンフェルド劇場、ロンドン・ウエストエンドのフェニックス劇場でも大きな成功を収めています。その後、2019年にはローレンス・オリヴィエ賞で最優秀新作ミュージカル賞、最優秀振付家賞、最優秀音楽賞、最優秀音響デザイン賞の四部門を受賞しています。音響デザイン賞は業界のスター、ガレス・オーウェン氏が獲得しました。オーウェン氏にとって、2014年以降、3度目のオリヴィエ賞です。

ゼンハイザーのシステム導入により品質が大きく向上

ロンドンのキャストによるダブリンでの初上演後、オーウェン氏は従来の無線ボディパック型送信機ではサイズが大き過ぎると感じました。「ミュージカル劇場の無線マイクロフォンの理想形は、ボディパック型送信機とマイクロフォンが一切見えないことで、これまで常に課題とされてきました。さらにこのミュージカルでは、キャストがステージから降りることなく進行するため、マイクロフォンが2台必要で、より小さなものを探す必要がありました」。このときゼンハイザーは、オーウェン氏にタイミングよく発売された新製品のSK 6212を提案しました。超軽量かつ小型のデジタルボディパック型送信機SK 6212は、Digital 6000とDigital 9000の双方のシステムと互換性があります。寸法はマッチ箱サイズの63 x 47 x 20mm、重量はわずか112gで、1回の充電で12時間の動作が保証されています。「ゼンハイザーのデジタル無線システムを導入すれば、品質が大きく向上することは分かっていました」とオーウェン氏は言います。「無線マイクロフォンを2台ずつ装着しようと提案しても議論にならないほど小型の送信機は初めてでした。さらにバッテリーの持続性も優れていて、上演ごとにバッテリー交換しなくても済むのですから驚きでした」

出演者からも好評

『Come from Away』のロンドン公演の音響責任者、リース・カーシュ氏も、オーウェン氏と同じように感銘を受けたと言います。「SK 6212のバッテリーの持続力は革新的でした。1回の充電で1日中仕事ができるので、本番でもリハーサルでも充電のことを気にせずに済むのはとても大きい。おかげで仕事がはかどりました。装着しても目立たない。それまでの機材では考えられなかったことです。また耐久性も非常に優れているため、『Come from Away』のような激しいパフォーマンスでも破損の心配を一切せずに済みました」

カーシュ氏は、SK 6212が出演者からも好評だと述べています。「出演者もSK 6212を非常に気に入っています。『あまりにも小さくて軽いので、まったく身に着けている気がしない』という感想を何度も耳にしました」。初上演以降、ロンドンでの成功を受けて、米国ツアーでも従来のシステムからSK 6212へと変更されています。ブロードウェイ、トロント、オーストラリアでの上演でもSK 6212を使う予定とのことです。

「ゼンハイザーのティム・シェラット(Tim Sherratt)氏とサイモン・ハレー(Simon Holley)氏からのサポートも素晴らしいものでした」とオーウェン氏は付け加えます。「二人とも、できると言ったことは忠実に実現してくれました。逆に守れない約束をすることもなく、二人には深く感謝しています」

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