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プラハ、チェコ共和国

チェコ共和国で最も近代的なTVスタジオ、ゼンハイザーDigital 6000を導入

チェコ共和国には大手民営TV放送局がふたつあります。そのひとつであるプリマ(Prima)はCNNと提携し、チェコ版CNNニュース「CNNプリマニュース」の放送を決定。この機にプリマでは、国内で最も大きく、最も近代的なTVスタジオを建設する運びとなりました。これを受けゼンハイザーは、同国内でのパートナーであるパンター(PANTER)と協働し、新スタジオに最新のサウンドテクノロジーを導入しました。

“ゼンハイザーは常に当社の第一選択肢です。なぜなら、ゼンハイザーのテクノロジーでトラブルが発生したことが一切ないからです“

- パトリック・スラヴィック、テクニカルディレクター、FTVプリマ -

2020年5月の放送開始以来、CNNプリマニュースは各種ニュース制作環境などのために十全な機材環境を整えてきました。新設されたスタジオは全方位カメラに加えて四方の壁面にスクリーンを設け、ニュース番組をまったく新しい次元へと進化させるものです。隣接して小規模なディスカッションスタジオと、複数のレコーディングルームもあります。パトリック・スラヴィック(Patrik Slavik)氏は1996年にプリマ・グループに動画編集担当として入社。2006年にはテクニカルディレクターに就任し、プリマ・グループが運営する9つのTV放送局で放送技術全般を統括しています。このたび新設されたニュースチャンネル向けの主力ワイヤレスオーディオソリューションとして、スラヴィック氏はゼンハイザーDigital 6000の導入を決定しました。
ゼンハイザーは3000シリーズから始まり、現在のベンチマークであるDigital 6000に至るまで、20年以上にわたりプリマTVで愛用されてきた実績があります。

新型コロナウイルス感染流行下での導入に成功

プロジェクトの計画策定はまず、チェコとスロバキアにおけるゼンハイザーのパートナー企業であるパンターと開始しました。当時、プリマ・グループのTV放送局はすべて、グループの成長をサポートするために別の建物に移っていたためです。スラヴィック氏はゼンハイザーとの関係について次のように評しています。「ゼンハイザーは常に当社の第一選択肢です。なぜなら、ゼンハイザーのテクノロジーでトラブルが発生したことが一切ないからです」事実、プリマ・グループには3000シリーズに始まり、20年以上にわたってゼンハイザーのテクノロジーをご愛用いただいています。現在では20チャンネルのDigital 6000に加え、6チャンネルのInEar/2000シリーズを導入済みのほか、新スタジオの日常業務でもあらゆるゼンハイザー・アクセサリーが活躍しています。今回はアンテナシステムを建物のインフラと統合することにより、全スタジオおよび隣接するニュースルームでワイヤレスシステムの運用を可能にしました。レコーディングルームにはゼンハイザーのMKH 8050を採用しています。

「もちろん、市販の他社製品との比較は行いました。でも、ゼンハイザーとの関係性が変わることはなかった。すでに良い体験ができているのにブランドを変える必要などありません。チームもゼンハイザーのWireless Systems Managerのモニタリング機能に大変満足しています。たとえば、稼働中のすべてのトランスミッターのバッテリーステータスを即座に確認できるといった点が好評です」(スラヴィック氏)

新設CNNプリマニュース・スタジオにとって非常に重要なものとなるリハーサルは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行を受け、政府が厳重措置を講じていた最中に行われました。感染流行によるいくつもの問題があるなか、すべての関係者による最大限の努力のおかげで、新スタジオからの初放送は予定どおり2020年5月3日に実現。TV、オンライン、およびSNSで、チェコ国内のニュースアンカーがそれぞれ番組の司会を務めました。CNNプリマニュースは現在、CNN本体とは完全に独立して運営されていますが、本体のコンテンツや世界各国で活躍するレポーターといったさまざまな恩恵を受けることができています。本体のコンテンツはすべて、チェコ国内の視聴者のニーズに合わせて選定/編集されています。

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