むすっとした強面の、サングラス姿の用心棒、いかにも不器用な配達人、難癖を付けまくる年金受給者……ようするに、どこにでもいる人々。そんな日常の光景を切り取り、そこに笑いを添えるコメディコンテンツ、ブルシットTV(Bullshit TV)の制作チームは、見事大当たりを飛ばし、同番組はYouTubeでドイツ屈指の人気コンテンツとなりました。
2010年以来、シーバス(C-BAS、セバスチャン・マイスナー〈Sebastian Meichsner〉氏)とフィル(フィリップ・マイスナー〈Philipp Meichsner〉氏)の兄弟とクリスことクリストス・マナジディス(Christos "Chris" Manazidis)氏が制作しているのは、インターネット用のコメディコンテンツの数々。そして、最高の音声を確実に手に入れるために彼らが選んだのが、ドイツのオーディオ専門家ゼンハイザーの機材でした。「2012年当時、僕らはコンテストで優勝して、その賞金をそっくりそのまま高品質カメラ、照明、ゼンハイザーのワイヤレスシステムに投じたんだ」と、シーバスことセバスチャン・マイスナー氏はふり返り、フィリップ・マイスナー氏もこう言い添えます。「ゼンハイザーが良いというのは、YouTubeの仲間たちから聞いていたし、多くのプロがドイツ産の品質を信頼しているのは知っていた。ゼンハイザー製品なら間違いようがないのは、最初からわかってたんだ」
ゼンハイザーのワイヤレスシステムew100は、発売から7年以上経ったいまも完璧を誇っており、悪天候下でも、カメラバッグの内外で毎日激しく扱っても、その高機能性は変わりません。フィリップ・マイスナー氏も、「正直、撮影中も移動中も、ものすごく大切に扱っているわけじゃない」と明かしています。2020年夏、同チームは機材リストにew112P G4を3セット追加しましたが、セバスチャン・マイスナー氏いわく、「既存のG4システムへの追加はこの上なくスムーズだった」そうです。彼らの場合、隠しカメラのセッティングには通常、ゼンハイザーのラベリアマイクME 2を使用しています。理由は、どんな衣装に付けても容易に目立たなくできるからで、たとえば、黒いバックパックのショルダーストラップの下に簡単に隠せるそうです。
「僕らはどんなニーズにも応えられる幅を常に持つようにしているし、電池一本で不測の事態にも対応できるのがありがたい。作り手がとことん本気で、心から楽しんでやっているかどうかは、視聴者にすぐに伝わるものなんだ」。「それに、高品質のコンテンツに対する需要の高まりは、近年、天井知らずだし」と、兄弟のセバスチャン氏も言い添えます。「YouTubeコミュニティは……になった。2020年夏、同チームは機材リストにew112P G4を3セット追加したのですが、セバスチャン・マイスナー氏いわく、「既存のG4システムへの追加はこの上なくスムーズだった」そうです。彼らの場合、隠しカメラのセッティングには通常、ゼンハイザーのラベリアマイクME 2を使用しています。その日の撮影に使うどんな衣装に付けても容易に目立たなくできるからだと、フィリップ・マイスナー氏は説明します。「ドロップアウトとか、その手の障害には一度も見舞われたことがないし、周波数の自動設定機能のおかげで、使いやすいし、時間も節約できるよ」
「YouTubeでチャンネルを始めるなら、まずは一つひとつのプロジェクトに情熱をたっぷりと注ぐこと。それが何より重要だし、成功の鍵を握っている。それと、視聴者は悪い音質には特に敏感なんだと、肝に銘じておくことも欠かせない。実際、音質が悪いと思ったら、それだけでもう見るのを止めてしまう人もいる。悪い画質はまだ許せるけれど、悪い音質はありえない、という人が大半だと思う」
最近の投資のおかげで、ブルシットTVは今、複数の演者を起用する、やや規模の大きなプロジェクトにおいても、優れた音質を提供できていると、彼らは言います。現在はew 112P G4 を3セット、大半のEU加盟国では登録が不要なEバンド(823~832 MHzおよび863~865 MHzでの使用は無料)で使用しています。ゼンハイザーのオールインワンワイヤレスシステム、G4は放送品質を満たす優れたサウンドを提供します。G4シリーズはアナログFM送信(周波数変調)および実証済のHDXコンパンダーシステムと連動し、ew 112P G4システムの一部は、ワイヤレス SK 100 G4トランスミッター、EK 100 G4ポータブルカメラレシーバー、全指向性ME2クリップオンラベリアマイクからなります。使用範囲は最長100メートル(約330フィート)に及び、単三電池2本またはオプションの充電式電池BA2015で、最長8時間の連続使用が可能です。
ワイヤレスシステムだけでなく、バルシットTV制作チームはスタジオマイクMK4も3本購入しました。これらコンデンサーマイクのラージダイアフラムは金蒸気加工がなされており、ライブ配信やポッドキャストだけでなく、スタジオ使用においても、自然な、温もりのあるサウンドを提供します。「以前は、違うメーカーのマイクを使っていた」とフィリップ・マイスナー氏。「でも、ゼンハイザーMK 4を使ったら、僕の声の温もりがはるかに増して、視聴者の耳のより近くに届く感じになった。それに、インテリジビリティもはるかに良くなったんだ」