ATR Eastern Support

ATR、シンガポールオフィスにおける「アクティビティ・ベースド・ワーキング」のサポートツールとしてシーリングマイクロホン・ソリューションを導入

課題:

新型コロナウイルス感染症の大流行に伴い、いわゆるハイブリッドワーキングが推進されるようになったATRシンガポールオフィスでは、社内会議が増加。会議が増えたことで社内の音響設備の不備が浮き彫りとなり、特に音声の明瞭度の低さや接続性の問題を背景として、会議の生産性が損なわれるという課題に直面しました。

ソリューション:

SennheiserのTeamConnect Ceiling 2を導入し、対面会議およびビデオ会議での音声の明瞭度の向上を図りました。TCC2の導入後は、オフィスで会議に参加する従業員の発言を、リモート参加する従業員も明瞭に聴き取れるようになりました。

  • Customer ATR Eastern Support Pte Ltd
  • Products installed TeamConnect Ceiling 2
  • Website https://www.atr-aircraft.com/
  • Country シンガポール
  • Industry 航空機産業
  • Profile 1981年創業のATRは、リージョナル航空業界で世界ナンバーワンの航空機メーカーとして、最大座席数78席の新世代ターボプロップ機を製造しています。フランスとイタリアのメーカーが興したコンソーシアムで、フランス南部ブラニャックにあるトゥールーズ=ブラニャック国際空港内に本拠を置いています。

ATRの新しいオフィスは、時間と場所を自由に選べる新しい働き方のコンセプト「アクティビティ・ベースド・ワーキング(ABW)」のもとで設計されています。経営陣は新オフィスのオープンスペースで重要なグループ会議の開催を目指したものの、802平米という広さがあったため、多くの課題に直面することになりました。適切な会議用マイクがないため、話者の音声を捉えてリモートの参加者に明瞭に届けることができず、会議の生産性が損なわれていました。また、ABWを実践しているがために、オフィス内の別のエリアの騒音や音声まで捉えてしまうという問題もありました。

そこでATRと同社のコンサルタントは、やはりABWを実践しているSennheiserのシンガポールオフィスを訪問。ATRのオフィスにTeamConnect Ceiling 2(TCC2)を導入し、ABWに活用できるかどうかを検討するのが目的です。弊社の事業開発マネージャー(Spring ChongとDarryl Tan)がATRのオフィスを視察後、数回のディスカッションを経て、ATRは社内オープンスペースへのTCC2の採用を決定。設置作業はシステムインテグレーターのElectro-Acoustics Systems Pte Ltdが担当し、問題なくスムーズに進められました。



SennheiserのTCC2は2021年に新たな機能として「TruVoicelift」と高度なゾーンコントロールを追加しました。TruVoiceliftは、話者にターゲットを絞って音声増幅を行うことにより、音声を明瞭に届ける機能です。ATRではTCC2の高度なゾーン除外/ゾーン優先機能を使って、音を拾いたくない騒音源を正確に定義し、音声取得エリアをオフィス内の8座席に制限しています。これらの機能は、Sennheiser Control Cockpitを用いて従業員が有効化・調整を行い、音質をさらに改善することが可能です。

SennheiserのTCC2の導入により、ATRではハイブリッド・ミーティングをスムーズに開催できるようになりました。優れた音声通信で、リモートの会議参加者も発言内容やディスカッションを明瞭に聴き取れるようになったと言います。TCC2は除外ゾーンのノイズを捉えないため、会議の生産性も向上し、ABWのコンセプトも社内にますます浸透しました。

TeamConnect Ceiling 2とTruVoiceliftの組み合わせの詳細は こちらをご覧ください。