Aziz Berk Erten

AMBEO Expert Stories

Aziz Berk Erten is an Istanbul based audio engineer who specializes in both live and studio work. He has recorded, mixed and toured with several top Turkish artists.

PAシステムがある環境で3Dオーディオレコーディング技術を使ってみたいと思っていたところ、幸運にも完璧な機会に恵まれました。夏にニューアルバムのレコーディングを担当させてもらったトルコのオルタナティブロックバンド「YOKS」が、イスタンブールでも人気の場所でリリースライブを行うというのです。このライブを、クローズマイクとダミーヘッドでレコーディングすることになりました。FOHとモニターのミックスも行い、ライブの技術的側面と芸術的側面の両方を音響面から総合的にコントロールすることができました。

„KU 100ダミーヘッドだと仕事が楽しく、ポストプロダクションプロセスでは3Dの深度の違いを聴き取ることができます。“
Aziz Berk Erten

セットアップとサウンドチェックに1日費やすことができたので、手始めにバンドがセットリストを通しで 演奏するのをレコーディングしました。ダミーヘッドとステージとの距離を変えながら、PAシステムがある場合とない場合の両方で録ってみました。できるだけ多くのバリエーションを試して、どれがうまくいくか、いかないかを後から明確に判断したいと思ったからです。ライブ中はKU 100をFOHポジションに設置し、PAシステムからバランスの良いサウンドを得ようと試みました。KU 100ダミーヘッドだと仕事が楽しく、ポストプロダクションプロセスでは3Dの深度の違いを聴き取ることができますし、ミキシングにもリアリズムが生まれます。比較のために左右に離して設置したオーディエンスマイクでもレコーディングしましたが、同様の効果は得られませんでした。 ダミーヘッドはFOHポジションに設置したので、ミキシングではKU 100の信号をクローズマイクにかぶせるという方法を取りました。ダミーヘッドでアコースティック楽器を録るときに、クローズマイクをKU 100にかぶせるのとは逆のやり方です。今回のアプローチだと、クローズマイク用にモノラル-バイノーラル変換のプラグインがいりません。ダミーヘッド信号をパンしたマイクにかぶせることで、完璧に3Dを作り出せるからです。ダミーヘッドを使い、実際に音を聴いてみて、PAシステムがある環境においても、パフォーマンスをとらえてリスナーに届けるのに非常に有効なツールだと確信できました。

アジズについて

アジズ・バーク・エルテンはイスタンブールを拠点とし、ライブコンサートとスタジオワークの両分野において活動するオーディオエンジニア。トルコの数々の著名アーティストのレコーディング、ミキシング、ツアーに参加しています。トルコ2010ユーロビジョンで2位を獲得した作品をはじめとし、アジズのスタジオワークはYouTubeで合計数千万ビューを獲得しています。映画学士号を取得し、音響工学を修了。ウェブサイト:http://www.azizberk.com

アジズについて

バイノーラルのエキスパート・ストーリー

ラジオ・フランス

ラジオ・フランスは、1975年設立のフランス公共ラジオ放送局。国内最大の放送局として、1日のリスナー数は1,350万人に上ります。

アジズ・バーク・エルテン

アジズ・バーク・エルテンはイスタンブールを拠点とし、ライブコンサートとスタジオワークの両分野において活動するオーディオエンジニア。トルコの数々の著名アーティストのレコーディング、ミキシング、ツアーに参加しています。

フォノマティック・ラボ

フォノマティック・ラボは、自称フォノメトリシャン、エリック・サティの「あらゆる媒体で音楽を保護する」という理念の実現を目指すラボラトリー。バイノーラル技術を使ってレコーディングされた作品を、Music Inside Recordsで公開しています。

Gareth Fry

多数の受賞歴を誇るサウンドデザイナーとして、舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』および『The Encounter』、2012年オリンピックのオープニングセレモニーなどの音響を担当。また、多数の展示会やキャンペーンでバイノーラル/アンビソニックオーディオおよびVR用オーディオの制作に携わってきた。

Pascal Rueff

Pascal Rueff is a director, poet and 3D sound engineer. For the past 15 years, he has been dealing with all aspects of binaural production. He has produced several series on World War II, the Illuminations by Rimbaud, and Chernobyl in collaboration with scientists, artists and technicians.

Paulo Castanheiro

Paulo Castanheiro is a sound designer at Media Capital Radios in Portugal, a podcasts producer responsible for the audio contents at iNOVA Media Lab and an applied research lab at NOVA University of Lisbon.

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Image Credit: Nicolas Büchi / ZHdK Cast

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