バイノーラルオーディオとは何でしょう?それは人間の音の聞こえ方を真似て2つのチャンネル(右と左のチャンネル)で録音する手法で、伝統的に人間の頭の形をした模型の両耳にマイクを取りつけて収録します。コンセプト自体はかなりシンプルで、起源は20世紀前半までさかのぼりますが、ノイマン KU 100 ダミーヘッドによってHiFi 録音技術となりました。この録音方法のおかげで、ヘッドホンを通して没入型サウンドをあますところなく再生でき、どこからでもそこにいるような臨場感と録音された瞬間を追体験できます
ノイマンの優れた製品のおかげで、ゼンハイザー AMBEO はこの古いながら有効な技術を新しく甦らせることができ、新しい処理技術を導入してまったく新しいバイノーラルミキシングワークフローを実現するとともに、空間的処理を行うスポットマイクを使った音響の拡張を可能にしました。
実際に使われている例として Moods コンサートクラブとゼンハイザーが協力し、そこで行われるライブジャズ公演をAMBEO バイノーラル品質のプラットフォームにて、音のニュアンスが少しでも損なわれるのを嫌う会場外のリスナーに向けてストリーミング配信しています。
ひとつとして同じ音響制作はありません。ですからゼンハイザーはあらゆる予算とお客様が望まれる出来映えに合わせたに様々なソリューションをご用意しております。以下に紹介するのはゼンハイザーが提案するグッド=ベター=ベスト三段階のバイノーラル録音を行うための技術、具体例、製品です:
AMBEO VR Mic はアンビソニクスフォーマットが可能にした自由度の高い出力のおかげで様々な用途に没入型バイノーラルサウンドを提供することができます。それは AMBEO スマートヘッドセットから本格的な制作に向けての明確なステップアップです。その効果はバイノーラルダミーヘッドの1つに相当し、フットプリントはかなり小規模で、セットアップも手軽、価格も魅力的ながら、音楽制作をアップグレードします。収録場所特有のアンビエントサウンドや音響フットプリントも入れて、聞く人たちにライブ演奏の場にいるような臨場感を与えたいなら、AMBEO VR Mic は理想のソリューションです。たとえば Egopusher によるバイノーラル没入型ライブプロダクション 「Flake」 がそれです。このトビアス・プライジッヒとアレッサンドロ・ジャネッリが結成したスイス/ ドイツのインストルメンタルエレクトロニカ デュオは、ゼンハイザー AMBEO VR Mic を使っていますが、それは演奏を行う教会の威厳が損なわれないようにするためです。 そこにゼンハイザーの無料バイノーラルパナープラグインを使って追加の固定マイクも合わせました。
下記のAMBEOニュースレターに登録して、新しいリリース、没入型オーディオのニュース、特別オファーなどの最新情報を入手しましょう。プラグインサポートについては、forumをご覧ください。コラボレーションのご提案については、[email protected]までメールでお問い合わせください。